イノベーションレポートの活用法

イノベーションレポートは新規事業の入口調査に最適です。

また、レポートはプレゼンを前提に作成させれていますので、資料をそのまま社内の企画会議や顧客への説明に使えます。

レポートは定型のフォーマットになっていますので、分野が違ってもグラフや表の見方は同じです。そのため、効率よく様々な分野を俯瞰することができます。


技術動向分析イノベーションレポート

1-1 主要プレイヤーがわかる!
1-2 主要プレイヤーのポジションがわかる!
2-1 この1枚でわかる!サマリー
2-2 出願状況がわかる!
2-3 現在有効な重要特許の権利満了時期は?
2-4 グローバル戦略がわかる! ~外国出願~
2-5 重要出願を行っている企業がわかる!
2-6 パートナー戦略がわかる!~共同出願~
2-7 注力している技術内容がわかる!
(別紙)
外国出願(各国)最新TOP50/被引用TOP50/異議申立あり/無効審判請求あり


企業分析イノベーションレポート

企業分析イノベーションレポートは、特定のプレイヤー(企業、大学、個人)に特化して分析したレポートです。基本的な構成は技術動向分析イノベーションレポートと同じです。違いは以下の5、6および別紙のみです。

1 この1枚でわかる!サマリー ⇒(基本的に技術動向分析イノベーションレポートと同様形式)
2 出願状況がわかる! ⇒(基本構成は技術動向分析イノベーションレポートと同様形式)
3 現在有効な重要特許の権利満了時期は? ⇒(基本構成は技術動向分析イノベーションレポートと同様形式)
4 グローバル戦略がわかる! ~外国出願~ ⇒(基本構成は技術動向分析イノベーションレポートと同様形式)
5 パートナー戦略がわかる!~共同出願~
6 キーパーソン発明者がわかる!
7 注力している技術内容がわかる! ⇒(基本構成は技術動向分析イノベーションレポートと同様形式)
(別紙)
□ 技術内容ごとの解決手段がわかる!~イノベーション・チャートTM~
□ 重要出願リスト(外国出願あり(各国)/拒絶査定不服審判あり/分割元出願/早期審査/共同出願)
□ 注目度の高い特許出願リスト(被引用回数TOP10)



 

技術動向分析イノベーションレポート

1-1 主要プレイヤーがわかる!

自分たちが知らない業界には、どのようなプレイヤー(出願人)がいるのかを知ることができます。

プレイヤーは競合になるかもしれませんし、パートナーや顧客になるかもしれません。

出願件数のトップ10プレイヤーについて総件数と年毎の累積件数がまとめてあります。
社内の企画会議などで、業界の全体像を示す1枚に使えます。

主要プレイ―がわかる!

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1-2 主要プレイヤーのポジションがわかる!

各プレイヤー(出願人)がどのようなポジションになっているかの全体像を捉えることができます。

主要プレイヤーのポジションがわかる!

横軸は重要出願(外国にも出願しているなど、費用の掛かる手続きをしている)の件数です。つまり、右に行けばいくほど、お金や手間を掛けていることを示します。

縦軸は特許庁の審査官の引用回数です。引用用回数が多い方が、特許庁の審査で、そのプレイヤーの出願(技術)が参考にされている(注目されている)ことを意味します。

よって右上に来れば来るほど、第三者(特許庁)に良く見られていて(上方向)、お金や手間も掛けている(右方向)いるため、相対的に頑張っていることを意味します。

左のグラフは全期間を対象に作成したポジショニングですが、近年の動向を探るために近年の出願(直近公開5年分)だけで作成したグラフが右です。

全期間(右グラフ)では、右上にいなかったプレイヤーが近年(左グラフ)になると、右上になる場合があります。これは近年になって、かなり開発に力を入れ始めていると考えられます。

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2-1 この1枚でわかる!サマリー

レポートのエッセンスが1枚にまとめてありますので、忙しい場合は、この1枚だけを見れば全体像が分かるようになっています。

社内の企画会議で全体像を説明するときに、この1枚を使えば効率よくプレゼンができます。

この1枚でわかる!サマリー

①ステータスでは、全部で何件出願されているか、そのうち権利が存続しているのは何件かなどがわかります。

②出願件数推移では年毎の出願件数が示されています。年々件数が増えていれば、業界が活性化していると考えられ、減っていればトーンダウンしていると考えられます。

③重要出願では、重要出願の内訳が示されています。グローバルな業界ですと、外国出願の割合が多くなります。弊社の知見では、国内市場中心の業界だと全出願件数に対する外国出願の割合は1割程度です。グローバルを意識する業界だと、2~3割の場合が多いようです。

④外国出願先では、外国出願した国の上位を示します。出願した国でビジネス展開を前提に出願しています。ビジネスは製造拠点の意味も含みます。

⑤主要プレイヤー2社とその共同出願を示します。トップ2がどのような会社で主にどことパートナーを組んでいるかが分かります。

⑥技術内容構成比では、特許庁が付与している特許分類(FI4ケタの上位10項目)を基に構成比を示しています。学術的な表現もあり分かり難い場合もありますが、大まかな技術構成比を知ることができます。

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2-2 出願状況がわかる!

出願件数推移やステータスを知ることができます。

ステータスでは、全部で何件出願されているか、そのうち権利が存続しているのは何件かなどがわかります。

出願件数推移では年毎の出願件数が示されています。年々件数が増えていれば、業界が活性化していると考えられ、減っていればトーンダウンしていると考えられます。

出願状況がわかる!

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2-3 現在有効な重要特許の権利満了時期は?

重要出願の件数や現在有効な重要特許の残存件数を知ることができます。

現在有効な重要特許

重要出願では、重要出願の内訳が示されています。グローバルな業界ですと、外国出願の割合が多くなります。弊社の知見では、国内市場中心の業界だと全出願件数に対する外国出願の割合は1割程度です。グローバルを意識する業界だと、2~3割の場合が多いようです。

「現在有効な重要特許の残存件数」では、現時点で有効な重要特許が20年の権利を満了すると仮定した場合、今後、いつぐらいに権利が切れていくかを示しています。

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2-4 グローバル戦略がわかる! ~外国出願~

ここでは外国出願先としてどのような国に出願しているかを示しています。
グローバル展開するときにどの国を重視しているかがわかります。

出願した国でビジネス展開を前提に出願しています。
出願先の国をマーケットとして見るばかりでなく、製造拠点として見る場合もあります。また、競合がいると思われる国に出願し、競合をけん制する目的でも出願する場合があります。

グローバル戦略がわかる!

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2-5 重要出願を行っている企業がわかる!

重要出願ごとのランキングを示しています。

ここで重要なのは、ランキングそのものではなく、出願件数ランキング(1-1主要プレイヤーがわかる!)では見られなかったプレイヤーを知ることです。

重要出願を多く出しているということは、かなり力を入れている(お金と手間を掛けている)ということで、ここの出ているプレイヤーは要チェックとなります。

重要出願を行っている企業

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2-6 パートナー戦略がわかる!~共同出願~

主要6社のパートナー(共同出願人)3社を示しています。

パートナーは顧客の場合もあれば大学や研究機関の場合もあります。つまり共同出願人から、どの会社がどこと関係をもっているかがわかります。意外な関係性がわかることがあります。

具体的にどのような内容(共同開発の内容)で共同出願しているかも出願の明細書を読むことで詳しく知ることができます。

パートナー戦略がわかる!

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2-7 注力している技術内容がわかる!

ここでは、特許庁が付与している特許分類(FI4ケタの上位10項目)を基に構成比を示しています。学術的な表現もあり分かり難い場合もありますが、大まかな技術構成比を知ることができます。

注力している技術内容

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(別紙)

ここでは、トピック的な出願リストを掲載しています。

外国出願(各国)された出願で最新の50件を掲載しています。
費用をかけて外国にも出願するということは、重要な出願であると考えられます。リストの「発明の名称」を見るだけでも最新の動向を俯瞰できると思います。

被引用回数が多い順に50件を掲載しています。
被引用回数が多いほど、特許庁の審査官がその出願を参考にしているということです。
引用回数の多い出願に目を通すことで、その業界で良く見られている技術を知ることができます。

異議申立があったり、無効審判請求あったりした場合は、その出願リストを掲載してします。

最新外国出願

被引用ランキング

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企業分析イノベーションレポート

企業分析イノベーションレポートは、特定のプレイヤー(企業、大学、個人)に特化して分析したレポートです。

基本的な構成は技術動向分析イノベーションレポートと同じです。

違いは以下の通りです。

5 パートナー戦略がわかる! ~共同出願~

パートナー(共同出願人)のリストを20社分掲載しています。これにより、より詳しく、対象企業のパートナーを知ることができます。

企業分析パートナー戦略

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6 キーパーソン発明者がわかる!

キーパーソン(発明者)の分析があります。これにより、対象企業の誰が技術のキーパーソンであるかが分かります。

キーパーソン発明者

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(別紙)

重要出願リスト(外国出願あり(各国)/拒絶査定不服審判あり/分割元出願/早期審査/共同出願)をすべて掲載しています。対象企業が重要視している出願の全てを知ることができます。

注目度の高い特許出願リストとして、被引用回数のTOP10のリストを掲載しています。対象企業を自社として、レポートを作成すると自分たちが気づかなかった特許が意外にも引用回数が多く、競合に脅威になっている特許があるかもしれません。

重要出願

被引用ランキング

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